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2009年1月12日 (月曜日)

習慣化

クライアントさんの中で今の経済危機をものともせず、数字

を伸ばし続けている会社に共通して言えることに、「経営者

から従業員全員がいろんな勉強をし続けていること」が挙

げられます。

よく言われる「全社一丸」。

「全社一丸」とは金太郎飴の如く、どこを切っても経営者の

思いが従業員の中に浸透していることを言います。

なぜ、「全社一丸」となれるのか。

対外的状況はあまり関係ないですね。

社会の経済状況がどうであろうと、「全社一丸」となれる会社

は常に「全社一丸」になっています。

なぜか?

グラスタワーですね。

トップからの率先垂範。トップの姿が現場で見えること。

トップがお店で売るのではありません。トップの思いを

現場で伝える努力をしているか、ということ。

会社の状況は経営者の姿勢で99%決まります。

経営者が否定的に「でも、だって、しかし」を繰り返したり

部下の否定批判をするところで、伸びているところはない。

経営者の気持ちが伝播するから。

我々が提案を持っていく時にその空気は見えます。

なにか話をしようとしたときに頭ごなしに「経費がかかるから」

とか、「やったことがないから」とかの言い訳をするところは

確実にチャンスを逃しています。これが企業業績にも如実に

反映するのです。

経営者は企業家であり、起業家でなくてはなりません。

起業家とはチャンスに際し掴もうという気持ちを持ち続けること。

たとえ2代目や3代目でもその気持ちを継いでいないとなりません。

このままでいい、という守りの姿勢が出た途端、業績はマイ

ナスになります。

そこで、代がわりした経営者が、「大丈夫、まずはここからさ」と

いって、我々の提案を受け入れ、先代とは違う経営法を

試行錯誤しているなら大丈夫。撤退も戦略のうちです。

先日、この業界から見事なまでの撤退を行い、24億円

の会社を誰にも迷惑をかけず廃業したところがあります。

社員さんにもちゃんとした金額の退職金を分け与え、今まで

の顧客へのアフターフォローの会社を別に作り、しばらくは

様子を見ようと。

戦国時代、戦さがないときには野に出て畑を耕し、軍馬を休

め人心を掌握した王侯がいました。

まさにその兵法どおり。素晴らしい撤退ですね。戦略です。

また、素晴らしい成績を上げている社長と店長と3人で食事

していたときのこと。私が、「皆さん本当に勉強しますよね」

というと、店長が「社長が勉強しているのを見て、自分たちも

勉強するようになって、それが習慣化しているから、新しい

研修や勉強もこなすことができるんです」と話していました。

この会社の素晴らしいところはトップの率先垂範。その思い

が現場に行き渡っている。

それぞれの立場で勉強の中身はちがいますが、その立場を

理解して、そこに少し負荷を与えたくらいの勉強をしている。

最近の脳科学では、神経伝達細胞のシナプスは成長したり

退化したりするそうです。学習機能が高まっている時、すな

わち、常にそこが使われていれば、シナプスの大きさは

大きくなり、学習スピードが早くなり効果も上がる。

その極意は「習慣化」といいます。

勉強し続けている人は、新たな勉強の課題があってもすぐに

対処できる。

アスリートたちは、毎日練習をしているから、答えが出る。

空手もそうです。毎日毎日練習とイメージトレーニングを

することで、いざ試合となったときに無意識に体が動く。

「習慣化」しているからこそ動きが機敏。意識で体を動か

すのではなく、条件反射のように体を捌くことができるとこ

ろまで日々の練習をするからこそ、試合に勝てる。

戦国時代、世界最強の国はどこだったかというと、陸戦で

は日本です。戦略・戦術・戦法すべてが揃っていたのは

日本。それは、毎日が戦さだったからです。

逆に何もしなくなれば、全盛期がどんなに強くても、負けます。

ふだんの結果がすぐに出る。萎縮してしまうということ。

その根源は個人個人の脳にあった。その脳を活性化させる

のは組織長であり、経営者なのです。

怒られて伸びる営業は実はあり得ない。恐怖や抑圧で人を

動かそうとしても、その場しのぎでしかない。

経営トップやリーダーが部下の動きを否定批判するとい

うことは、自分が何もしていない証拠。

最近の研究は古くから言われていることわざを証明する

事柄がたくさんあります。

好きこそとは、前向きの思いがドンドン自分を活性化させて

くれる最高の状態。それと同じに「全社一丸」のための組織

マインドを作り上げるためには、根底に「習慣化」という、

前向きの気持ちを維持させる方法が必要だということです(^^)/

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